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ブログ転居のお知らせ
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スーパーカブ #12(終)
JUGEMテーマ:漫画/アニメ 最終回「スーパーカブ」 「椎ちゃんの冬の辛い思い出を吹き飛ばす」目的で、「桜前線を追いかけて九州鹿児島まで走る」と決意した三人。どう見ても往復10日コースですw 潮風を避けるために中仙道コースを取ったのに、なぜか滋賀から日本海に行ってしまうのはご愛敬w 現実には、これ(陸路のみで走破)を行うと「多数の休憩を入れながら、片道5泊の時間をかける」としても「リアシートに長時間乗る椎ちゃんの肉体的負担」が大きすぎるので、瀬戸内海をフェリーで進むのがお勧め。【注1】 コミック版では「車離れの若者に、家の前のいつもの道が、どこまでも繋がっていることに気付いて欲しい」が主題だと思ったのですが・・・アニメでは、主題歌の原点に帰結して終了。
個人的に「色黒の文芸部顧問女教師」をもっと見たい。爺ちゃんの壊れたスーパーカブをフルレストアして走り出すところまで。『困らせて欲しいのよ』は近年稀に見る色っぽい名台詞だと思う。
【注1】 二人乗りの後席乗員は、カーブのたびにしがみつく必要があるから腕と脚に筋肉痛が出る。自動車道以外の一般道は高低差(坂)が急なので腹筋と背筋も酷使する。運転者のみなら「2時間おきにトイレ休憩を入れる。その都度、背筋を伸ばして柔軟体操する。」だが、箱根ターンパイク的なクネクネ坂道の場合、後席は1時間以内でもキツい。とにかく後席乗員に無理をさせない事が重要。 |
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スーパーカブ #11
JUGEMテーマ:漫画/アニメ 今回は「ヒーロー小熊が事故った椎を助ける」回なのですが・・・コミック版には無い「スーパーカブなら助けに行ける」とか「お礼はスーパーカブに言って」とか、不自然なアニオリのセリフが多くて戸惑います。 最初に断っておきますが、友人が事故って「救急車を呼ばない」と言う選択肢は現実には有り得ません。「出血無し。意識はある。腹は痛くないから内臓破裂は無い。高熱は出ていないから骨折の可能性も低い。」そういった諸々のチェックを小熊が済ませていたと仮定しても、です。
大きな石がゴロゴロしている川にヘルメット無しで自転車ごと転落した場合、外見上は異常が無くても脳内出血などの恐れがあるので、病院に運んでレントゲンなりCTスキャンなり行うことが必要です。 椎のほうから小熊に「警察や救急車を呼んで大騒ぎにしたくない」と言う理由が説明不足なので捕捉すると、「心配した親が椎に行動制限(単独外出禁止とか帰宅門限時間を設けるなど)を課す=行動の自由を制限される」ことが嫌なのです。
そして「前カゴに椎を入れる」は緊急措置とはいえ、危険行為。重量バランスが変わるので雪道で二重事故を起こしかねません。 で、小熊の家に連れて行って風呂に入れて温まらせながら、濡れた服を洗濯脱水するのですが、「体に打ち身やあざは無いかチェック」すべきです。Hな意味ではなく。 コミック版では「礼子が回収した携帯で椎が親に電話し、夜も遅いから小熊の家に一晩泊まることにする」からの食事→洗い物→『冷たくて暗い冬をどこかに消してください!』です。 これは「スーパーカブなら、できらあ!」という次回への伏線w
アニメ版ではアレックス・モールトンのフレームがクランク状に曲がっている絵が映されますが、コミック版ではスポークも曲がり、前後のホイールリムまで曲がっています。このハンドメイドのカスタム自転車は、極限まで軽量化する為に薄い鋼材を細く丸めたり四角く成型したパイプで出来ています。自動車の板金みたいに「叩いて外見だけ真っ直ぐに戻す」をやっても元の強度は絶対に無いので、人が乗って負荷をかけた途端に折れ曲がります。つまり修理には新車を買うのと同じ費用(70万円とも100万円とも言われる)がかかります。高額な修理費を払うくらいなら、別の乗り物を買うほうが合理的です。 礼子が椎に向かって『このモールトンは、もう走れない』と宣告。頭文字Dの赤城山AE86エンジンブロー事件(このエンジンは、もう使えない)を思い出す光景です。 |
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スーパーカブ #10
JUGEMテーマ:漫画/アニメ 「冬の雪の下でも外に出て遊べるんだ!」的なことを言いたい意図は判ります。 「無表情で無気力だった小熊に笑いが戻った」を表現したい意図も判ります。 冬休みに、礼子がタイヤチェーンをタダで貰ってくる行動力には感心します。でも、礼子と小熊の雪上での遊び方は、感心しません。 雪原で転んでバイクも人も無事なのは30cm以上の積雪状態ですが、そうなると「柔らかすぎてジャンプ走行など出来ない」。雪が降る前にその土地がどんな状態だったか?をしっかり把握していないと、「加速状態で、雪に隠れた切り株に激突してバイクも人も放り出される」可能性があります。 おまけに「雪の下に枯れ枝が斜めに埋まっているかもしれない。そこに倒れ込んだら、体に突き刺さる」みたいな危険もあります。止めに「カブの後輪を空転させて地面の雪を礼子にかける」は、下に埋まっている泥・石・木の枝を跳ね飛ばしたら怪我をさせてしまうので、やってはいけません。 |
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スーパーカブ #09
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